地価が上がった街と、上がらなかった街
2022年と2026年の地価公示を同一地点で比べ、364市区町村の住宅地の変化を集計しました。最も上がったのは福岡市博多区で+57.7%、都道府県別の1位は北海道です。
結論:全国で最も上がったのは、東京ではなく福岡市博多区
国土交通省の地価公示から、2022年と2026年の両方に価格がある住宅地の地点だけを取り出し、同じ地点どうしで4年間の変化を計算しました。市区町村ごとの中央値で並べています。
対象になったのは364市区町村です。最も上がったのは福岡県福岡市博多区で+57.7%、最も下がったのは栃木県足利市で-6.8%でした。
なお、これは過去の実績です。今後も同じように動くという意味ではありません。本サイトは将来の値動きの予測を行いません。
+57.7% 〜 -6.8%
4年間で、最も上がった街と最も下がった街の差は64ポイントです
364市区町村のうち、上昇330・横ばい12・下落22。全体の中央値は+9.8%でした。
上がった市区町村 上位20
上位には、大都市の中心部だけでなく、その周辺の市が多く入りました。
| 順位 | 市区町村 | 4年間の変化 |
|---|---|---|
| 1 | 福岡県福岡市博多区 | +57.7% |
| 2 | 北海道石狩市 | +46.1% |
| 3 | 千葉県流山市 | +45.4% |
| 4 | 茨城県守谷市 | +45.4% |
| 5 | 福岡県福岡市中央区 | +44.5% |
| 6 | 東京都港区 | +43.9% |
| 7 | 東京都目黒区 | +42.7% |
| 8 | 北海道江別市 | +41.0% |
| 9 | 福岡県福岡市早良区 | +40.2% |
| 10 | 東京都豊島区 | +40.2% |
| 11 | 東京都文京区 | +39.9% |
| 12 | 東京都品川区 | +39.6% |
| 13 | 福岡県福岡市西区 | +39.3% |
| 14 | 東京都墨田区 | +38.7% |
| 15 | 宮城県富谷市 | +36.8% |
| 16 | 東京都新宿区 | +36.4% |
| 17 | 福岡県福岡市南区 | +35.7% |
| 18 | 東京都渋谷区 | +35.6% |
| 19 | 福岡県大野城市 | +34.5% |
| 20 | 千葉県浦安市 | +34.3% |
出典:国土交通省 地価公示。2022年と2026年の両方に価格がある住宅地の同一地点について、市区町村ごとの変化率の中央値。地点数が10未満の市区町村は除いています。
上位に並んだ街の共通点
上位20のうち、東京23区は8つでした。残りは福岡市の5区と周辺市、そして大都市の周辺に位置する市です。
以下は数字から読み取れる並びであって、上がった理由を本サイトが特定したものではありません。
- 福岡市は5区すべてが上位20に入った(博多・中央・早良・西・南)
- つくばエクスプレス沿線の市が並ぶ(千葉県流山市・茨城県守谷市)
- 札幌市の周辺の市が並ぶ(北海道石狩市・江別市)
- 仙台市の周辺の市も入った(宮城県富谷市)
下がった市区町村 下位10
下落した市区町村は364のうち22(6%)でした。下落幅が最も大きかった足利市でも-6.8%です。
| 市区町村 | 4年間の変化 |
|---|---|
| 栃木県足利市 | -6.8% |
| 福岡県北九州市門司区 | -2.2% |
| 栃木県鹿沼市 | -2.1% |
| 新潟県長岡市 | -1.7% |
| 静岡県富士宮市 | -1.7% |
| 三重県松阪市 | -1.5% |
| 兵庫県たつの市 | -1.4% |
| 山梨県甲府市 | -1.4% |
| 大阪府羽曳野市 | -1.3% |
| 奈良県天理市 | -1.2% |
同上。364市区町村のうち下落したのは22(6%)でした。
都道府県別に見ると、1位は北海道
同じ集計を都道府県ごとにまとめると、1位は北海道でした。東京都は6位です。
| 順位 | 都道府県 | 4年間の変化 |
|---|---|---|
| 1 | 北海道 | +27.1% |
| 2 | 宮城県 | +25.2% |
| 3 | 福岡県 | +21.9% |
| 4 | 沖縄県 | +20.3% |
| 5 | 千葉県 | +20.3% |
| 6 | 東京都 | +20.1% |
| — | (下位)和歌山県 | -1.6% |
| — | 山梨県 | -1.5% |
| — | 新潟県 | -0.7% |
| — | 徳島県 | -0.6% |
| — | 静岡県 | -0.5% |
同上。集計できたのは45都道府県分です(2県は対象の地点が足りませんでした)。
この集計の限界
数字を読むときは、次の点に注意してください。
- 対象は364市区町村。地価公示の地点が10以上あり、かつ2022年と2026年の両方に価格がある地点に限っています。全国1,741市区町村の集計ではありません
- 都道府県別は45都道府県分です。2県は対象の地点が足りず集計できませんでした
- 住宅地に限っています。商業地・工業地は含みません
- 市区町村ごとの中央値です。同じ市区町村の中でも地点によって動きは違います
自分が調べたい場所ではどうか
住所を入力すると、その場所の最寄りの公示地価と価格の推移を確認できます。市区町村ごとのページでは、その自治体のデータをまとめて見られます。
この記事で使ったデータ
出典:国土交通省 地価公示(不動産情報ライブラリを通じて取得。2026年8月29日時点)。
集計方法:用途区分が「住宅地」の地点のうち、2022年と2026年の両方に価格がある同一地点を対象に、1平方メートルあたりの価格の変化率を求め、市区町村ごとの中央値を取りました。地点数が10未満の市区町村は除いています。
本サイトの情報は参考情報です。売買・相続などの判断は、一次情報の確認と専門家への相談を経て行ってください。
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