農地の価格の調べ方
農地の価格を調べる方法と、実際の取引の水準を整理しました。2025年の農地の取引は1平方メートルあたり600円が中央値で、宅地の約164分の1です。
結論:実際の取引は1㎡あたり600円が中央値
国土交通省の不動産取引価格情報(2025年)で「農地」として記録された取引は3,028件でした。1平方メートルあたりの価格の中央値は600円です。
同じ年の宅地(土地のみ)は98,333円/㎡でした。農地は宅地の約164分の1になります。
1㎡あたり 600円
2025年に取引された農地の中央値です(3,028件)
同じ年の宅地(土地のみ)は98,333円/㎡でした。農地は約164分の1になります。
| 種別 | 1㎡あたり | 取引価格 | 面積 | 件数 |
|---|---|---|---|---|
| 農地 | 600円 | 75万円 | 1,000㎡ | 3,028 |
| 林地 | 287円 | 40万円 | 1,500㎡ | 1,316 |
| 宅地(土地のみ) | 98,333円 | 2,000万円 | 195㎡ | 35,849 |
出典:国土交通省 不動産取引価格情報(2025年)。面積が記録されている取引に限った中央値。
なぜ宅地と大きく違うのか
農地は、そのままでは住宅を建てられません。転用するには農地法にもとづく許可が必要で、場所によっては許可されないことがあります。
この「そのままでは家を建てられない」という条件が、価格の差の背景にあると一般に説明されます。個別の土地について本サイトが理由を特定したものではありません。
農地の価格を調べる場所
農地の価格を調べる方法は、宅地とは少し違います。
- 実際の取引価格=国土交通省「不動産情報ライブラリ」。種別で「農地」を選んで検索する
- 地域の相場=各都道府県の農業会議が公表する「田畑売買価格等に関する調査結果」
- 固定資産税の評価額=毎年届く納税通知書、または市区町村の窓口
調べるときに気をつけること
農地の価格を見るときは、次の点に注意してください。
- 取引件数が少ない。2025年の記録は3,028件で、宅地(土地のみ)の35,849件と比べると1割以下です。地域によっては数件しかありません
- 面積が大きい。面積の中央値は1,000㎡で、宅地(195㎡)の約5倍です。1㎡あたりで比べると差が大きく見えます
- 転用できるかどうかで価格が変わります。市街化区域内の農地と、市街化調整区域や農業振興地域の農地では条件が違います
- 農地の売買には農業委員会の許可が要ります。手続きと可否は、その市区町村の農業委員会にご確認ください
この記事で使ったデータ
出典:国土交通省 不動産取引価格情報(2025年)。不動産情報ライブラリを通じて取得しました(2026年8月29日時点)。
集計方法:面積が記録されている取引に限り、種別ごとに1平方メートルあたりの価格の中央値を求めました。
本サイトは不動産の売買・仲介・査定を行いません。農地法・農業委員会の手続きについては、市区町村の農業委員会または行政書士にご確認ください。
このページで扱っている内容は地価・取引価格の一部です。関連する制度やデータをまとめて確認したい場合は、地価・取引価格のページもご覧ください。
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